OSCE選挙監視団団長「選挙は概して自由に実施された」

欧州安全保障協力機構(OSCE)民主制度・人権事務所(ODIHR)等からなる国際選挙監視団は、3月31日のウクライナ大統領選挙第一回投票は、概して自由に実施されたとの暫定評価を示した。

1日、イルカ・カネルヴァOSCE・ODIHR短期選挙監視団特別調整官が記者会見時に発言した。

同調整官は、「選挙は概して自由に実施されたと言うことができる」と述べた。

加えて、同調整官は、ウクライナ国民には自身の票を望む候補に自由に投票する権利とその実現機会が確保されていたと指摘し、「言うまでもなく、全ては決選投票に定められる」とコメントした。

同調整官は、今回の選挙には、客観的監視を保障するために、世界の国々から数千の監視員が参加したことを強調した。

国際選挙監視団は、OSCE/ODIHR、欧州議会、欧州評議会議員総会、NATO議員総会の監視員から構成される。同監視団は、ウクライナ大統領選挙の決選投票まで活動を続ける。

これに先立ち、選挙問題を扱う市民団体「オポーラ」は、同選挙の投票日、各地の投票所で見られた違反行為は、大規模な性格を帯びておらず、最終的な投票結果に著しい影響を与えうるものではないとの声明を発表している。

写真:ダニール・シャムキン