テレビでの選挙CMに一番お金を使っているのは、ティモシェンコ候補=市民団体「チェースノ」

政治家の活動をモニターする市民運動「チェースノ」は、選挙運動期間に各候補者がテレビを使った選挙CMに支払った金額を調べたところ、ユリヤ・ティモシェンコ候補(祖国党党首)が最も多くの資金を使っており、その次がポロシェンコ候補(現職大統領)であることがわかったと伝えた。

21日、市民運動「チェースノ」が発表した。

発表には、「ティモシェンコ候補の宣伝額の大きさは、『プライム・タイム』と呼ばれる最も視聴率の高い時間帯にその宣伝が流れているからです。ティモシェンコ候補の一つのテレビCMの額は平均5万9000フリヴニャ。比較のために、例えば、2019年1月と2月のセルヒー・タルータ候補の一つのCMの額は平均4万1000フリヴニャ、ペトロ・ポロシェンコ候補のCMは2万3000フリヴニャです」と書かれている。

また、チェースノは、2019年の1月~2月にテレビCMへの支払額の多かった上位5名は、ティモシェンコ候補が7900万フリヴニャ、ポロシェンコ候補が5500万フリヴニャ、タルータ候補が5200万フリヴニャ、ヴィルクル候補が5170万フリヴニャ、ボイコ候補が4920万フリヴニャと伝え、また大統領選候補者が一日のテレビCMのために使う額は、平均で数十万、数百万フリヴニャだと説明した。

発表には、「一日のテレビCMに使う平均額は、ティモシェンコ候補が310万フリヴニャ。ポロシェンコ候補は2月の一日平均が約300万フリヴニャ。タルータ候補とヴィルクル候補が、150万フリヴニャ」であったと伝えた。

なお、大統領選挙の投票日は、3月31日。