世論調査:ゼレンシキーとポロシェンコが上位、ティモシェンコが3位

大統領選挙の投票日がもし直近の日曜日に行われていたとしたら、決選投票に進むのは、TVタレントのゼレンシキーと現職大統領のポロシェンコになりそうである。

20日、社会・マーケティング分析センター「ソツィス」と戦略分析・予想研究所「ヤヌス」が3月9~14日に共同で実施した世論調査の結果を発表した。

今回の結果で、回答者全体の中で最も支持を得たのは、引き続きTVタレントのヴォロディーミル・ゼレンシキー氏で、18.3%(投票意思のある者の間では、20.5%)。これに続いて、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領へ投票すると答えた者が11.9%(同13.2%)。ユリヤ・ティモシェンコ祖国党党首と回答した者は、8.5%(同9.5%)であった。4位以降は、ユーリー・ボイコ野党・生活党推薦が6.2%(同6.9%)、アナトリー・フリツェンコ国民の立場党党首が5.5%(同6.2%)、オレフ・リャシュコ急進党党首が3.7%(同4.1%)と続いた。

また、全体の10.6%は投票しないと回答し、23.0%が投票先をまだ決めていないと答えた。

回答者が、自らの投票先とは別に、選挙で勝利するだろうと予想する候補に関しては、ポロシェンコ候補と答えた者が25.5%、ゼレンシキー候補と答えた者が25.1%であった。

今回の調査では、秋に実施が予定されている最高会議(国会)選挙における投票予定の政党について質問も実施された。最も支持を得たのは、人民奉仕党(ゼレンシキーTVタレント所属)で18.1%、続いてブロック・ペトロ・ポロシェンコ党(BPP党)が10.7%、祖国党(ティモシェンコ党首)が9.9%、野党・生活党が8.1%、国民の立場党が6.2%、急進党が4.5%と続いた。

今回の世論調査は、ソツィスとヤヌスが3月9~14日にウクライナ全土(クリミア自治共和国とドネツィク・ルハンシク両州被占領地域を除く)で2000人の有権者に対して実施。理論的誤差は、最大±2.1%であると発表されている。