クリミア・タタール民族代表機関、大統領選につきポロシェンコ現職候補への支持を表明

クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」は、大統領選挙においてペトロ・ポロシェンコ現職候補を支持する決定を採択した。

10日、レファト・チュバロフ・メジュリス代表がフェイスブックの自身のアカウントにて、採択された文書を公開した。

メジュリスが採択した文書には、「大統領選候補を評価する際の最も重要な基準は、ロシアの対ウクライナ侵略に対して、ウクライナの社会を動員する能力、クリミア自治共和国とセヴァストーポリを含む、ウクライナの国際的に認められた国境内での主権と領土一体性を回復するプロセスを開始する能力の有無である」とされ、その基準により、メジュリスは、3月31日の大統領選挙において、現職大統領のポロシェンコ候補を支持する決定を下したと書かれている。

同時に、メジュリスは、被占領下クリミアに暮らすウクライナ国民に対して、大陸側ウクライナにある投票所へ赴き、選挙に参加するよう呼びかけ、同時に、全世界クリミア・タタール会議執行部と諸外国で暮らすクリミア・タタール人ディアスポラ(離散民)に在外投票の運営を支援するよう呼びかけている。

また、チュバロフ代表は、このクリミア・タタール民族機関「メジュリス」の大統領選挙に関する決定は、2月27日に採択・署名されたものであると説明した。

なお、大統領選挙の投票日は、3月31日。