違法な宣伝や買収 内務相、主な選挙違反を報告

3月31日の投票に向けてウクライナでは選挙運動期間が継続している。警察がこれまでに確認した主な選挙違反は、違法な手段での宣伝である。

6日、アヴァコフ内務相が最高会議(国会)の関連委員会で報告した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同内務相は、「私たちが現時点で確認している重要な違反は、各候補者の指定選挙基金から支出されたものではない宣伝である。これに関しては、中央選挙管理委員会や(選挙問題市民団体)『オポーラ』活動家の要請や、国家警察の有する情報にもとづき、すでに複数刑事捜査が開始されている」と指摘した。

また、同内務相は、治安機関職員が掲示情報の記載されていない選挙ポスターを見つけているとし、「これらは選挙宣伝規則への重大な違反である」と説明した。

同内務相は、買収行為も確認されているとし、「有権者買収システムに関する通報も受けている。かなり多く、30近い事例の通報を受けている」と指摘した。