3機関合同世論調査:大統領選挙投票先、ゼレンシキーがトップ 次にポロシェンコ

仮に、今日、ウクライナ大統領選挙の投票が行われたとしたら、決勝戦に進むのは、ヴォロディーミル・ゼレンシキーとペトロ・ポロシェンコとなる。

このような結果が、3調査機関(ソツィス、キーウ(キエフ)国際社会学研究所、ラズムコフ・センター)が2019年1月16~29日に実施した世論調査により得られた。

この調査の結果において、最も支持を得たのは、ゼレンシキー氏で23.0%(編集注:投票意思がない者と投票先を決めていない者を外した場合の割合)。2番は、ポロシェンコ大統領で、16.4%(同上)、3番がティモシェンコ祖国党党首で15.7%(同上)となった。詳細は以下のとおり(数字は%。かっこ内数字は、投票先を決めていない者を加えた場合の割合)。

ゼレンシキー(コメディアン)  23.0(17.3)

ポロシェンコ(大統領)     16.4(12.3)

ティモシェンコ(祖国党党首)  15.7(11.8)

ボイコ(「野党・生活」推薦)   9.3( 7.0)

フリツェンコ(国民の立場党党首) 8.1( 6.1)

リャシュコ(急進党党首)     6.7( 5.0)他

投票先未定               (22.1)

また、この世論調査では、回答者の予想する次期大統領についての質問もある(設問は、「あなたの投票先とは無関係に、あなたの思う大統領選挙で勝つ人物は誰ですか?」)。

この質問への回答結果では、最も多い20.5%の回答者がポロシェンコが勝つと思うと答え、続いて19.9%がティモシェンコ、10.8%がゼレンシキーと答えた。また、36.4%が次期大統領が誰になるかわからないと回答した。

※この世論調査は、2019年1月16~29日に3調査機関(ソツィス、キーウ(キエフ)国際社会学研究所、ラズムコフ・センター)により実施。クリミア自治共和国とドネツィク・ルハンシク両州占領地域を除くウクライナ全国1万1000名の18歳以上の有権者に対し対面式で行われており、理論上の誤差は±0.9%であると発表されている。