ノルド・ストリーム2事業会社、パイプラインを8月中に完工の可能性あり

独露間で建設が続くガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の事業会社は、8月末までに同パイプラインが完工する可能性があると伝えた。

独DW通信が報じた

事業会社ノルド・ストリーム2AG社のマティアス・ヴァルニグCEOは、同パイプラインの建設作業は8月末までに終わる可能性があるとし、パイプラインの敷設はすでに98%終わっていると述べた。

同氏はまた。同パイプラインを使って水素を輸送する可能性も検討されていると述べ、「10年以内に1本あるいは2本ともで水素を輸送できるようにするというのは、全く現実的な話だ」とコメントした。

なお、現在建設中の独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」とは、ロシアのガスプロム社が天然ガスを、ウクライナを迂回するルートで欧州に供給するもの。

ウクライナをはじめ、米国、ポーランド、バルト諸国が同パイプラインの建設に反対している。