シュミハリ首相、IMFと国民向けガス料金につき協議

デニス・シュミハリ首相は、国際通貨基金(IMF)代表者と電話会談を行い、ウクライナ国民向けガス料金について協議を行なった。

14日、シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

シュミハリ首相は、「IMFとガス料金に関する建設的会談を行なった。私たちの政府の立場は、ウクライナにおけるガス市場が機能しなければいけない、というものだ。残念ながら、市場の複数のプレイヤーは、状況を悪用し続けており、それによりウクライナ国民が苦しんでいる」と発言した。

首相は、迅速に国民を守り、ガス市場を発展させるための妥協を見つけなければならないと発言した。

これに先立ち、1月1日、ウクライナではガス料金が値上げされた他、これまで適用されていた電力料金の優遇価格も廃止。この公共料金の値上げにともない、国内各地で抗議運動が発生していた。

1月12日、シュミハリ首相は、新型コロナウイルス対策防疫措置実施期間あるいは集中暖房実施期間中のガス価格の国家規制(1立法メートルあたり6.99フリヴニャ)を行うと発表し、これにより、ガス料金は、30%以上の値下げになると説明していた。

これに対して、セルヒー・マルチェンコ財務相は、IMFはウクライナ政府による過去に負った義務の見直しの動きを懸念していると伝えている。

写真:閣僚会議