ウクライナ、欧州投資銀行と6億4000万ユーロの融資合意締結

ウクライナ政府と欧州投資銀行(EIB)は、インフラ・輸送分野における優先プロジェクトの実現を目的に、総額6億4000万ユーロとなる3つの融資合意を締結した。

9日、インフラ省がウラディスラウ・クリクリー・インフラ相による発言を発表した

クリクリー氏は、「本日、同銀行と3つの投資合意を結んだ。ウクライナは、これらに従い、東部のインフラ改善、ルハンシク州の道路網刷新、約20のウクライナの都市の電化交通機関の購入に6億4000万ユーロを得ることになる」と発言した。

総額の内、3億4000万ユーロを東部の重要な社会・輸送インフラ刷新・改善にあてられるとのこと。対象は、幼稚園、病院、郵便局、街頭の照明、水道システム、市民交通機関と関連インフラとなり、裨益(ひえき)対象は、同地在住の1400万人のウクライナ国民となるとのこと。

その他、1億ユーロは、ルハンシク州の道路ネットワークの再生に、また2億ユーロは、「ウクライナ市内交通プロジェクト」の実現にあてられる。同プロジェクトは、トラムやトロリーバス、地下鉄車両など、全て電化された市民交通手段の購入を定めている。同プロジェクト対象都市は、18の都市が予定されている(シェヴェロドネツィク、ヴィンニツャ、ウジホロド、クレメンチューク、ビーラ・ツェルクヴァ、メリトポリ、カムヤンシケ、フメリニツィキー、テルノーピリ、クリヴィー・リフ、ドニプロ、ルーツィク、ザポリッジャ、リヴィウ、ポルタヴァ、オデーサ、チェルニウツィー)。