ウクライナ経済は防疫体制に適合している=前経済相

ウクライナ経済は、防疫体制の条件にすでに適合しており、都市封鎖(ロックダウン)を開始した場合でも、経済の損失は、春の防疫体制時の3分の1程度となるだろう。

23日、ティモフィー・ミロヴァノウ前経済相(2019年8月〜2020年3月)(大統領府長官非常勤顧問)がICTV局番組出演時に発言した。

ミロヴァノウ氏は、「数日後に私たちのところに、厳格な防疫措置をとった際にどの程度経済にダメージを与えるか、GDPの何パーセントか、どの程度の経済を失うか、についての分析結果が発表される。私たちが失うのは、春の時の3分の1だ。モデル分析によれば、ウクライナ経済は(防疫体制に)すでに適合していることが示されているのだ」と発言した。

同氏は、同時に、完全な都市封鎖が発動される可能性は小さいとも指摘した。同氏は、「私たちは、経済全体を封鎖する必要はない。私たちは、人々が同時に感染する可能性のあるような特定のビジネスは制限しなくてはならない。それは特定の分野、特定のビジネスのタイプであり、そこには制限が加えられるだろう」と発言した。