ウクライナのGPD落ち込みは地域の隣国と比べて小さい=世銀

世界銀行は、2020年のウクライナのGDPの落ち込みは、地域の他の多くの国に比べて小さく、5.5%となるだろうとの予想を示した。

世界銀行ウクライナ支部がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「ウクライナ経済は、過去数年の均衡のとれた通貨・金融政策のおかげで、強力かつ準備のある状態でコロナ禍を迎えた。今年のGDPの落ち込みは、5.5%水準と予想されている。これは、地域の他の多くの国より小さい」と書かれている。

同時に世界銀行は、構造改革履行の遅れから、経済成長の回復は控えめなものになるとし、2021年は+1.5%、2022年は+3.1%の予想だとする評価を示した。

その上で、「決定的に重要なのは、投資の増加、マクロ経済安定性の維持を目的とした国政方策のできるだけ迅速な実行である」と指摘している。

なお、世界銀行の2020年秋の欧州・中央アジア経済報告書の全文は、公式サイトからダウンロードできる。ウクライナに関する報告は、159〜160ページ。