財務省、2023年にIMFからの融資受け取りを止めることを計画

ウクライナ財務省は、2023年に国際通貨基金からの融資の受け取りを止めることを計画している。

29日、財務省広報室がセルヒー・マルチェンコ財務相の発言を伝えた

マルチェンコ氏は、インターネット新聞「ストラナ.ua」へのインタビュー時、「現在の国の重要なサイクルである2020~21年の間、私たちには、IMFのようなパートナーが必要だ。財務省の戦略では、私たちは2023年にIMFの融資を止めることを課題としている。しかし、それまでの間、私たちは正直なパートナーであらねばならない。なぜなら、予算を議会に提出するまでに、私たちは全ての予算パッケージをIMFに提示しなければならないからだ」と発言した。

大臣は、また「最近、首相と(IMF)欧州局局長との協議があった。私たちは、議論を具体的なパラメーターを得て終わらせねばならない。要求の話ではなく、私たちは、どうしてこのような増加、あるいは損失を記載したのかを説明している」と発言した。

なお、財務省はこれまで、2020年年内にIMFから7億米ドルずつ、計2回の融資を受け取ることを期待していると発表している。ウクライナは、2020年6月にIMFから第1回トランシュである約21億米ドルの融資を受け取っている。

IMFは、2020年6月9日の理事会会合にて、ウクライナに対して18か月にわたり50億ドルの金融支援を行うスタンドバイ取り決め(SBA)を正式に承認している。