IMF、ウクライナに対し、汚職対策諸機関の独立を保証するよう要求

国際通貨基金(IMF)は、ウクライナに対し、財政支援プログラムを継続するためには、同国は全ての汚職対策機関の独立を維持すべきと発表した。

10日、ワシントンにて、ジェリー・ライスIMF報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ライス氏は、「国家汚職対策局(NABU)、特別汚職対策検察(SAP)、反汚職裁判所の独立と一体性を維持することは、構造改革とより迅速で正当な成長の開始にとっての鍵となるものであり、現在のIMFのサポートプログラムの前提条件でもあるものだ」と発言した。

同氏はまた、現在ウクライナとIMFの間で、スタンドバイ取り決めについての協議が継続しているとし、「(IMF)ミッションの最初のレビューのための(ウクライナへの)到着日については、私はまだ言えない」と発言した。

なお、ウクライナは、IMFから本年すでに21億ドルの融資を受けている。同国財務省は、年内に更にIMFから14億の融資を受けることを予想している。