ピウデンマシュ社、ロケット用エンジンのテストに成功

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国営ピウデンマシュ社は、液体燃料ロケットエンジンRD-861Kのテストに成功した。

ピウデンマシュ社広報室がウクルインフォルムの記者に伝えた。

ピウデンマシュ社は、「エンジンRD-861Kの陸上運転テストが成功裏に行われ、設計物、システム、エンジン部品の指定の利用条件下範囲内での能力が最終確認された」と伝えた。

エンジンRD861Kは、ピウデンネ社が設計し、ピウデンマシュ社が製造。衛星打ち上げロケット「ツィクロン4」の3段目に利用される予定となっている。

エンジン製造作業は2006年から続いていたもので、14年間にわたり建設局と工場の専門家が作業を行っていたという。

ピウデンマシュ社は、達成された性能だと、現在設計中の「ツィクロン4M」では2段目に同エンジンを利用する可能性もあると指摘している。

なお、ピウデンマシュ社(正式名は国営O.M.マカロフ記念ピウデンニー機械製造工場社)は、ウクライナ国家宇宙庁の傘下にある企業。同社は創設以来、衛生打ち上げロケット「ツィクロン」「コスモス」「ゼニート」をはじめ、約400のロケットなどを開発してきた。