ウクライナ中銀は次期総裁下でも独立が保たれるべき=IMF

国際通貨基金(IMF)は、ヤキウ・スモーリー・ウクライナ中央銀行総裁が解任された後も、次期総裁下にて中銀の独立が確保されなければならないとの声明を発出した。

IMF報道官声明に書かれている。IMFウクライナ代表部がウクルインフォルムに伝えた。

IMF報道官は、「私たちは、スモーリー・ウクライナ中央銀行総裁が提出した辞表に注意を向けた。彼の監督下で、ウクライナは、金融安定性の保障において非常に重要な達成を行なった。現在のマクロ経済政策において、独立した中央銀行の重要な役割は、はっきりと示されていた」と伝えた。

報道官は、「正にそのために、ウクライナ中央銀行の独立は、IMFが支持するプログラムの中心に位置するのであり、その独立は次期総裁下でも確保されなければならない」と強調した。

これに先立ち、1日、スモーリー中央銀行総裁が大統領に辞表を提出したと発表していた。

その際、スモーリー総裁は、「長期にわたりウクライナ中央銀行には体系的な政治的圧力がかけられている」と述べており、「それにより、私は総裁として中央銀行の活動統括義務を効果的に履行し、その他の国家機関と連携することができなくなっている。私は、自らの辞職をもって、ウクライナ中央銀行の組織的基盤に対する更なる破壊の試みを警告したく思う」と強調していた。