ウクライナ・トルコ・ビジネスフォーラム開催 ゼレンシキー大統領、投資を呼びかけ

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ゼレンシキー大統領は3日、キーウ(キエフ)でトルコのエルドアン大統領出席の下で開催されたウクライナ・トルコ・ビジネスフォーラムの際に、トルコのビジネス界に対して、国営企業民営化をはじめ、ウクライナ経済に投資をするよう呼びかけた。

ゼレンシキー大統領がフォーラム冒頭の演説の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「今日、投資分野において、ウクライナとトルコの経済パートナーシップにとっての最大の展望が開けている。それは共同企業設立だけの話ではなく、トルコ企業の民営化プロセスへの積極的参加の話でもある。私たちは、投資を今して欲しい、と呼びかけている」と発言した。

大統領は、投資家に対して適用予定のイニシアティブを説明し、とりわけ、今後2年間で1000万ドル以上の額の国営企業を民営化した投資家に対して、国家が5年間の免税措置を計画していることを伝えた。

その他、ゼレンシキー大統領は、一定額以上の投資を行なう人に国がマネージャーを派遣する「投資子守り(こもり)」プログラムや、早期投資回収イニシアティブの説明を行なった。

また、大統領は、コンセッション方式での民営化への参加を呼びかけ、「今、私たちは、空港・港湾への新たな(コンセッション方式)導入を準備している。また、道路のコンセッションもだ」と強調した。

その他、農地市場開設計画について、大統領は、外国人は土地購入はできないが、「農産物の加工への投資」は可能だと指摘した。

大統領は、ウクライナとトルコの間の年間貿易額について、現状では40億ドル強だが、これを100億ドルとする目的があると発言した。