宇露EUの3者ガス輸送協議開催 10月に継続で合意

来年以降のロシア産ガスをウクライナ領を経由して欧州連合(EU)市場に輸送する契約の条件に関する協議がブリュッセルにて開催され、10月に協議を継続することで合意した。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マロシュ・シェフチョヴィチ欧州委員会副委員長兼エネルギー同盟担当委員は、「私たちは、10月に政治レベルでの協議を継続する。私は、そこで今日議論した問題にて更なる進展があることを期待している」と発言した。

なお、この3者協議では、EU内のエネルギー関連分野のルールの次期ガス輸送枠組契約への反映、契約の期間、ウクライナ通過分のガスの規模、通過料金に議論が集中している。

欧州委員会は、ウクライナ領通過分ロシア産ガスのEU市場への供給は長期契約とすることがEUの戦略的利益にかなっていると発表していた。

また、ウクライナのオレクシー・オールジェリ・エネルギー・環境保護相は、ウクライナ側は欧州委員会の長期契約締結提案である、契約期間は10年、ウクライナ領通過のガス量は年間600億立方メートルとする内容の契約に同意していると発表している。