オールジェリ・エネルギー相、ポーランド経由の米国産ガス輸入の展望を説明

ウクライナ・エネルギー・環境保護省は、ポーランド側と、同国を経由する天然ガス輸入拡大を確保する手段について協議を行った。

2日、オレクシー・オールジェリ・エネルギー・環境保護相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

オールジェリ・エネルギー相は、「私たちは、(編集注:ウクライナ・ポーランド・米国3国)覚書に署名した。同覚書は、エネルギー安全保障問題、(エネルギー供給源)多元化問題に関するものである。重要課題の一つは、ポーランドのLNGターミナルを通じたガス供給の拡大を確保するために、ウクライナ側がどのような作業を行うべきかを分析することである。また、私たちは、米国の(ガス)供給者との最初の契約を結んだ」と発言した。

同大臣はまた、ウクライナとポーランドは、インターコネクション建設の可能性についても協議したと述べ、「政治的決定はなされた。今後は、専門家グループが仕事をしていく。決定実現には複数の技術的案がある」とコメントした。

大臣は、インターコネクションが稼動すれば、ウクライナへのガスの供給量が10億立方メートルに達する可能性があると指摘した。同時に、大臣は、ポーランドには同国西部シフィノウイシチェ市ターミナルの能力強化と同国グダンスク市のターミナル建設の計画があることを指摘しつつ、近い将来ウクライナは同国からのガス供給量の飛躍的拡大を期待できるようになると説明した。

具体的には、大臣は、「私たちは、プレミアム市場なのだ。100~110億立方メートルのガス市場のために、闘わなければならない」と発言した。