【宇イスラエル首脳会談】二国間自由貿易圏の拡大に合意

ウクライナとイスラエルは、自由貿易圏協定をサービスの分野に拡大する作業を開始することで合意した。

19日、ゼレンシキー大統領がウクライナを訪問しているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「イスラエルは、中近東地域におけるウクライナの重要な貿易パートナー国であり続けている。私たちの貿易総額は10億ドルを超えている。ウクライナ・イスラエル間自由貿易圏協定の署名と、イスラエル側による同協定の近い将来の批准により、まもなくこの額が著しく増加するであろうことに、私は一切の疑いを抱いていない。私たちはまた、この協定をサービス分野に拡大する作業を遅延なく開始することでも合意した」と発言した。

大統領はまた、イスラエルの企業に対して、ウクライナへ投資をしたり働きに来たりするよう呼びかけ、とりわけ、道路建設、インフラプロジェクト、医療、教育、エネルギー、ITの分野へ招待した。

また、大統領は、ウクライナはイノベーションの取り入れ、新規企業立ち上げ(スタートアップ)支援、科学研究製品の開発といった点でのイスラエルの経験を取り入れていくと発言した。

大統領は、「私たちは、エルサレムとキーウ(キエフ)にこれらの分野を扱うオフィスを設立する可能性についても協議した。私は、これらの分野での互恵的協力の大きな潜在力を感じている」と指摘した。

なお、ネタニヤフ・イスラエル首相は、8月19、20日の二日間、キーウ(キエフ)を訪問している。同訪問は、同国首相の20年ぶりのウクライナ訪問である。