ウクライナに米国産石油が初めて到着

オデーサ港に米国発の7万5000トンの石油を香港籍タンカーが到着した。

6日、オデーサ港運営局が発表した

発表には、「オデーサ港第2Nふ頭に、タンカーWisdom Ventureが入港した(全長237メートル、香港籍)。同タンカーは、米国から7万5000トンの石油を運んできたものである」と書かれている。

また、Business Information Networkの情報では、ウクルタトナフタ社がクレメンチューク石油精製工場での精製のために購入した、バッケンの石油であるとのこと。

イーホル・トカチューク・オデーサ港運営局長は、同港は過去にロシアやカザフスタン、ベネズエラからの石油を積み下ろした経験が豊富であるとし、「現在は、アゼルバイジャンからのタンカーが断続的に入ってきている。米国からの新たな積み下ろしにも、質の高いサービスを提供する」とコメントした。

発表には、タンカーWisdom Ventureが米国から直接石油をウクライナに運ぶのは初めてのことであると強調されており、この石油は、オデーサ~クレメンチューク石油パイプラインを通じて、クレメンチューク石油精製工場に運ばれる予定だと伝えられている。

また、今年8月にも、バッケンの石油が再びオデーサ港に届く可能性があると伝えられた。

写真:port.odessa.ua