ウクライナの農業生産物にとって、日本の市場は大きな展望=農業政策大臣代行

日本の市場は、ウクライナの農業生産物の輸出にとって大きな展望がある。ウクライナの農業関連企業が今年3月に幕張メッセで開催された国際食品・飲料展「Foodex Japan2019」に参加した際にも、その点が確認された。

23日、ラウンドテーブル「日本を開きながら:2019~2020年行動計画」にて、オリハ・トロフィンツェウ農業政策・食料相代行が発言した。農業政策・食料省広報室が伝えた。

トロムフィンツェウ大臣代行は、「ウクライナの輸出戦略と食料・加工品分野別輸出戦略において、日本は、重要市場リストに入っている。日本は、世界で3番目の経済を有し、国民は高い購買力を持っている。そのため、日本市場はウクライナの農業輸出にとって極めて興味深く、大きな展望を有しているのだ」と強調した。

同大臣代行は、ここ数年間、ウクライナの農業生産物の輸出は一環して増加していると指摘し、2018年には前年比で約32%増加、輸出額は1億1200万ドル以上となったと説明した。

大臣代行は、日本への輸出において最大の潜在力があるのは、加工食品とニッチな食料製品だと主張した。

大臣代行は、「(3月の)Foodex Japan参加から1か月が経過しただけで、既にウクライナの生産業は肯定的な結果を感じ取っている。2社が自社製品につき日本側パートナーから検査結果を得ており、また13企業中11企業が協力合意を得ているし、17の企業が契約を締結する高い可能性を有しているのだ」と強調した。

ラウンドテーブル時には、本年3月の「Foodex Japan2019」へのウクライナ農業生産物の初めての出展の結果が協議された他、今後5年間のウクライナの農業生産物の日本市場への輸出のロードマップが議論された。