2018年、ウクライナの農産物輸出量5.4%増

2018年、ウクライナの農業生産物の輸出量は、5.4%増加し、148億ドルに上った。

12日、ウクライナ食料輸出理事会の調査課が発表した。

発表では、2018年の農産物の輸出は5.4%増加し、148億ドルに上り、輸出先はアメリカ大陸からアジアまで世界の広範囲に広がっており、例えば、ひまわり油がインドへ、とうもろこしと乳清(ホエー)が中国へ、肉類がオランダへ輸出されていることが指摘された。

農産物の輸出先のトップは引き続きインドであり、豆類、麦類、大豆油、ひまわり油がとりわけ輸出されており、総額18億ドルになるとのこと。

2番目の輸出先は、アジア最大の輸入国である中国であり、輸出総額は10億ドルであると発表された。最も輸出されているのはトウモロコシであり4億8900万ドルに相当、次にひまわり油が3億3400万ドル、乳清が1130万ドルと続いた。

3番目はオランダであり、とりわけ肉、バター、とうもろこし、蕎麦、キビが輸出されているという。輸出総額は、6億4300万ドル。

4番目はスペインだと発表された。他方、同国への輸出量は、2017年と比べて、32%減少したとのこと。同国への輸出で多かったのは、とうもろこしと豆類であった。

5番目はサウジアラビアで、輸出総額は5億1000万ドル。同国へは、殻なし鶏卵、大麦、肉類の輸出が多かった。

食料輸出理事会調査員のオレクサンドル・キシチュークさんは、「ウクライナは農業国であり、大きな輸出潜在力を持っています。しかし、世界市場で活躍するには、国内輸出業者は、価格を上乗せして生産力を高めるべきです。ウクライナの生産者は、生産物の質に力を入れるべきです」と指摘した。