ウクライナの輸出先の42%はEU加盟国:ポロシェンコ大統領

ウクライナの輸出の42%以上が欧州連合(EU)加盟国に向かっている。

10日、ポロシェンコ大統領が北西部リウネ州ズドルブニウ市民との対話の際に述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「欧州統合路線により、ウクライナは、深化した包括的自由貿易圏を適用し始めることができた。これにより、ウクライナの輸出の42%以上がEU加盟国に向かっている。ロシアが2013年にウクライナの生産物に対して輸入制限を始めたことに対して、これは素晴らしい返答である」と述べた。

また、大統領は、ロシアのウクライナ製品に対する輸入制限は経済的なダメージを与えることを目的にしていたのだとし、「ロシアは、ウクライナを経済的に苦しめ、ウクライナ東部をはじめとする何百万人のウクライナ人を失業させるために(輸入制限を)行ったのである。この影響を受けたのは、何よりもまず、ロシア語話者のウクライナ人であった。そして、適切な時期に効果的に欧州市場に輸出先を方向転換をしたことにより、ウクライナ経済は全く新しい可能性を得ることになったのである」と発言した。

そして、大統領は、近い将来ウクライナのEU圏への輸出が全体の50%に達することを期待すると述べた。