ウクライナ・EU連合評議会にて、4つの財政協定が署名

17日にブリュッセルで開始したウクライナ・欧州連合(EU)連合協定評議会にて、財政問題に関する4つの協定が署名された。

この協定は、欧州委員会によるエネルギー効率プログラムへの財政支援、公務員の資質向上への支援、専門技術教育システムの近代化支援、EU・ウクライナ社会間人的交流促進支援等に関係するものである。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

エネルギー効率支援プログラムEE4U-IIへの財政支援をする協定の目的は、EUがウクライナ国内のエネルギー保存と効果的なエネルギー利用のための諸方策を財政面で支援することにある。これにより、エネルギー消費や温室効果ガスの排出を抑え、ウクライナのエネルギー安全保障が改善する。協定の定める支援額は、5400万ユーロ。

協定に署名したのは、ウクライナからはヘンナジー・ズーブコ副首相兼地域発展・建設・公共サービス相、EUからはヨハネス・ハーン欧州近隣政策・拡大交渉担当委員であった。

第2の協定は、2018年技術協力プログラムへの財政支援であり、EU規範をウクライナ法に適用させるためのウクライナの政権機関の機構面での強靭さを強化することを目的としたもの。支援額は、3700万ユーロ。

第3の協定は、「EU4Skills」という名付けられており、専門技術教育システムの改善を目的としたもので、支援額は5800万ユーロとなる。

第4の協定は、EUとウクライナの間の人的交流の拡大を目的としたプログラムであり、互いの経験を交換することで相互理解を促進することを目的としている。専門家の短期交流も想定している。支援学派、1800万ユーロ。

写真:ウラディスラウ・ムシイェンコ