レーニン像も売却。小規模民営化により歳入4億1200万フリヴニャ増加:経済発展貿易省

電子システム「ProZorro売却」を通じた小規模民営化オークションにより、国家歳入が約4億1200万フリヴニャ増加した。

15日、経済発展貿易省が自らのフェイスブック・アカウントにて発表した。

発表には、「これまでに、小規模民営化の国家オークションの結果、約4億1200万フリヴニャが歳入に加った。これまでに307件の売却が実現している」とある。

経済省は、これまでで最も高額の落札となったのは、リヴィウ研究用工場「フヴィーリャ(波)」であり、スタート時の価格から1300万フリヴニャから4700万高い、6000万フリヴニャで落札されたと指摘した。また、国営フメリニツィキー鉄筋コンクリート工場は、41万5000フリヴニャでオークションが開始されたが、終了時には900万フリヴニャで落札されたと報告された。

そして、経済省の発表には、レーニン像も買い手が見つかったとし、「レーニンすら透明なオークションで去って行ったのである!この入札には14名が参加。初期価格は4万5000フリヴニャだったが、落札時には22万フリヴニャまで上がった」と伝えた。

小規模民営化は、今年3月に発効したウクライナ国内法「国営・公共資産民営化」にのっとり、電子システム「ProZorro売却」を通じて実施されている。小規模とは、国営・公共企業のうち、資産価格が2億5000万フリヴニャ未満のものを指す。小規模民営化の売却を行う主体は、ウクライナ国家資産基金と地方自治体である。

10月末には、チェルニヒウ州セメニウ市議会が、この「ProZorro売却」を通じて、2.5トンのレーニンの銅像をオークションにかけていた。

動画:経済発展貿易省、Facebook