クリミアとの行政境界線上通過検問地点2か所で設備建設へ

被占領地下にあるクリミアと大陸側ウクライナとの間の行政境界線を越境するための通過検問地点2か所で、設備の刷新が行われる。

21日、ユーリー・ラウレニューク・インフラ次官が発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ラウレニューク次官は、二つの検問地点を「0から」建設すると述べ、現在の通過検問地点は残念ながら今日必要な条件を満たしていないと説明した。とりわけ、同次官は、現在は同地で作業する国境警備隊、国家財政庁や保安庁の職員が業務をする上でも必要な基本的な条件が整っていないと指摘した。

次官は、現地に質の高いサービス・エリアを作るとし、駐車場や、行政サービスを受けられるセンターの開設も計画されており、政府からは1億500万フリヴニャが予算予備基金から提供され、さらに200万フリヴニャはインフラ相が拠出したとのこと。

同業務は、11月末には終わると発表された。

現在、クリミアとの行政境界線では、「カランチャク」、「チャプリンカ」、「チョンハル」の3つの通過検問地点が稼動している。7月には、閣僚会議(内閣)が、1億598万フリヴニャを「カランチャク」と「チョンハル」の設備建設のために割り当てる決定を採択していた。