西側はロシアの敗戦を確実なものにしなければならない=シャップス英国防相

英国のシャップス国防相は、西側諸国はウクライナにおけるロシアの敗戦を確実なものとしなければならず、そうでなければ中国の様な独裁政権による攻撃に直面するリスクが生じると発言した。

シャップス国防相が英テレグラフ紙へのインタビュー時に発言した

シャップス氏は、「民主主義を信じない体制」がロシア・ウクライナ戦争を見ており、彼らが西側諸国が力尽きたと思ったら、彼らは西側諸国に対して攻撃を始める可能性があると指摘した。

同氏はまた、今週ワシントンにて、オースティン米国防長官とブリンケン米国務長官と会談している。同氏は、同訪問について言及しつつ、西側は「それが存亡にかかわる問題であることを非常に、非常に明確に認識すべきだ。それは単なるウクライナの問題ではない」と強調した。

さらに同氏は、「皆が見ているのだ。イラン人も見ている。私たちはただただ力尽きるのだろうか? 辛抱できずに、立ち去るのだろうか? 中国は、インド太平洋地域で見ていくだろうし、北朝鮮も見ていく。私たち自身の国益にとって、当然西側文明世界にとって、ウクライナが自国で成功することは極めて重要なことなのだ」と発言した。

その他同氏は、ロシアとの対立への懸念が増大する中で、先月、英国陸軍の採用人数を2倍以上に増やしたことを明らかにした。

写真:Chris J Ratcliffe/ゲッティ