米国、３億ドルの新しい対ウクライナ安保支援パッケージを発表

米国、ウクライナに対する３億ドル相当の安全保障分野の新たな支援パッケージを発表した。主にウクライナ軍への弾薬やその他装備品からなっている。

ジャン＝ピエール米ホワイトハウス報道官が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジャン＝ピエール氏は、「今日国務省と国防総省が発表したパッケージは、ウクライナが効果的に利用している米国のシステム『ハイマース』のためのさらに多くの弾薬を想定している」と伝えた。

さらに同氏は、榴弾砲や迫撃砲、対戦車システムの追加砲弾も供与されると伝えた。

また同氏は、「私たちは、ウクライナが自らの民主主義を守る時に、同国を支えるべく、世界中の同盟国やパートナー国とともに作業を続けていく」と強調した。

加えて、米国防総省広報室は、今回の支援パッケージの中身を以下のとおり公表した。

高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬

１５５ミリ口径榴弾砲

１５５ミリ口径砲弾

１２０ミリ、８１ミリ、６０ミリ口径迫撃砲砲弾

ＴＯＷ対戦車ミサイル

ＡＴ－４及び無反動砲「カールグスタフ」

航空機用ロケット団「ハイドラ７０」

小火器及び小火器用弾薬

等

また、ゼレンシキー宇大統領は、今回の支援発表を受けて、ツイッター・アカウントで謝意を表明した。

ゼレンシキー氏は、「新しい米国の安全保障支援パッケージは、私たちの勝利を近づける！　バイデン米大統領、あなたのリーダーシップと見通しに感謝している。そして、全ての米国民には、この４３４日間の連帯と私たちの共有する価値の防衛において、ウクライナと一緒にいてくれていることに感謝している。私たちの友情と信頼は、かつてないほどに強くなっている」と書き込んだ。