ゼレンシキー大統領「ウクライナ軍は挑発に対し強力に反撃した」

東部情勢

18日、ゼレンシキー大統領は、国家安全保障国防会議(NSDC)会合後に記者会見を行い、ウクライナ軍は強力であり、同日の朝の挑発的攻撃に対する反撃も強力であったと述べた。

ゼレンシキー大統領が、ルスラン・ホムチャーク参謀総長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「NSDCの議題には、他の問題も含まれていたが、私たちは、今朝のコンタクトラインの挑発から(審議を)始めた。私たちには強力な軍があることを、あなた方に伝えたい。挑発があり、軍は、それに強固に反撃した」と発言した。

大統領は、情勢はウクライナ軍とルスラン・ホムチャーク参謀総長により完全に制御されていると発言した。

加えて大統領は、「私たちは、この挑発が方針を変えることはないと確信している。なぜなら、強力な軍を抱いてはじめて、協議のテーブルにつけるのである。方針とは、私たちが確信を持って戦争終結と平和に向けて近づいていく、というものだ」と強調した。

これに先立ち、18日朝から、ルハンシク州ノヴォトシキウシケ、オリホヴェ、クリムシケ、ヴィーリニー集落周辺にてロシア連邦占領軍からウクライナ統一部隊側への進攻が行なわれた。国防省の最新情報では、ウクライナ軍人1名が死亡、5名が負傷したと発表されている。

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、18日朝のウクライナ東部におけるロシア占領軍の攻撃につき、ドンバス和平プロセスを破綻させる試みだと指摘している。