OSCE日報:週末の停戦違反件数は減少

欧州安全保障協力機構(OSCE)特別監視団(SMM)は、9日夜から10日にかけて、ドネツィク・ルハンシク両州の停戦違反件数が前日より減少したと伝えた。

12日に発表されたSMM日報に書かれている

同日報には、「9日夕刻から10日夕刻までの期間、SMMは、ドネツィク州で停戦違反件数の減少を確認、爆発件数も前回報告期間と比べ、減少した(前回35回、今回11回)。半数以上の停戦違反がピシチェヴィク(政府管理地域、マリウポリから北東25キロ)とヴェルフニョトレツィケ(非政府管理地域、マリウポリから北東29キロ)の間の地域で確認された」と書かれている。

また、10日夕刻から11日夕刻にかけての期間、ドネツィク州の停戦違反件数は更に減少したものの、爆発数は17回まで増加したと報告されている。この期間の違反は、半数以上がフヌートヴェ(政府管理地域、マリウポリから北東20キロ)から西とドネツィク浄水場(ドネツィク氏から北15キロ)から南にて確認されたとのこと。

SMMは、ルハンシク州に関しては、9日夕刻から10日夕刻の期間の停戦違反件数は前回比で減少、爆発件数は4回(前回は0回)確認されたと伝えた。停戦違反の半数以上がゾロテー(政府管理地域、ルハンシクから西60キロ)及びその周辺で確認されたと報告された。

10日夕刻から11日夕刻にかけての期間は、停戦違反件数が前日より増加しており(爆発は8回確認)、停戦違反件数の大半は前日同様ゾロテーとその周辺で確認されたと報告されている。