ゼレンシキー大統領、ウクライナ軍人3名死亡に関し、ロシア首脳陣と占領軍に呼びかけ

ゼレンシキー大統領は、志望したウクライナ軍人3名の親族に対して哀悼の意を表明するとともに、ロシア連邦首脳陣とウクライナ東部のロシア占領軍の司令部に対して呼びかけを行った。

5日、大統領が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー大統領は、呼びかけにおいて、「ドンバス地方の統一部隊作戦の配置地点への攻撃が強まったことにより、軍人3名が死亡、3名が負傷した。私は、亡くなった者たちの親族へ哀悼を表明するとともに、負傷した者ができるだけ早く回復するよう祈願する」と書いている。

また、同大統領は、「ロシア連邦首脳陣とドンバス地方に展開する同国占領軍の司令部に対して、呼びかけたい」とし、「紛争の激化は、ミンスクにおける協議の再開にとって、最善の環境ではない」と発言した。

大統領は、「私たちは、あなたたちの侵略激化のおそれにつき、改めて思い出させてもらわなくてもよい。今日、私たちは、欧州の同僚たちと、侵略がオープンに提示されていることにつき議論する。また、ウクライナ代表団が、ミンスクにて、力を見せて私たちに対話させようとする行為は看過できないと伝えることになる」と指摘した。

これまでの報道では、6月4日、ウクライナ東部にて、ロシア占領軍からウクライナ統一部隊への攻撃が16回行われ、その結果同日統一部隊参加軍人2名が死亡、3名が負傷したことが伝えられていた。また、5日も午前7時までに、ウクライナ軍人1名の死亡が発表されている。

また、6月5日、ミンスクでは、ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)・ロシアからなる三者コンタクト・グループ会合が開催される。