マリウポリ出身20歳の軍医が狙撃による負傷で死亡

南部ドニプロ市の病院にて、20歳の軍医ミコラ・ヴォルコウ氏(コードネーム「スムルフィク」)が東部ドンバス地方で敵の狙撃により負った怪我のため亡くなった。

15日、「ホスピタリイェラ」大隊創設者のヤーナ・ジンケーヴィチ氏が自身のフェイスブック・アカウントにて報告した。

ジンケーヴィチ氏は、「残念なことに、私たちの『スムルフィク』がたった今亡くなった。彼は、過去数日生き残るために精一杯闘っていた。彼のことを何千人が心配し、祈りを捧げていたのに」と伝えた。

ジンケーヴィチ氏は、戦争開始当初から、ウクライナの運命を非常に気にかけていたとし、「敵狙撃兵には、ルールなどない。軍医は彼らにとって望ましい標的なのだ」と書き込んだ。

ミコラ・ヴォルコウ氏は、ドネツィク州マリウポリ市出身、アラッタ第8大隊所属で、4月10日にドンバス地方で銃弾を頭部に受け、脳と骨格の大半を損傷していた。治療は、ドニプロ市メチニコフ記念病院の医師が行っていた。

告別式は、4月17日、マリウポリ市で行われる予定。