反汚職裁判所、ユルチェンコ議員の逮捕を判決

高等反汚職裁判所は、収賄容疑にて起訴されているオレクサンドル・ユルチェンコ最高会議議員の未決囚予防措置につき、保釈金を設定した上で逮捕することを決定した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

裁判官は、検察官の要求を一部認めるとし、ユルチェンコ容疑者の未決囚予防措置として、11月9日まで逮捕するとしつつ(編集注:期限が来た場合、予防措置を延長するか変更するかにつき再度審議される)、同時に300万1656フリヴニャの保釈金を設定したと発表した。

なお、特別汚職対策検察(SAP)側の要求は、保釈金を649万9384フリヴニャと設定した上での逮捕であった。

これに先立ち、17日、特別汚職対策検察(SAP)がオレクサンドル・ユルチェンコ最高会議議員に収賄容疑を伝達した。

また、NABUは15日、ユルチェンコ議員への賄賂の提供に関する動画資料を一般公開した上で、同議員へ容疑を伝達するための証拠は集まっているが、伝達に必要なヴェネジクトヴァ検事総長の署名が得られていないことを発表していた。

その後、17日、ヴェネジクトヴァ検事総長は、汚職対策機関が作成したオレクサンドル・ユルチェンコ最高会議議員への汚職犯罪容疑伝達文に署名したと発表した。