キーウ州にて殺害された男児の葬儀が開催

5日、キーウ(キエフ)州ペレヤスラウ=フメリニツィキーにおいて、警察の銃弾にて死亡した5歳のキリロ・トリャヴォウ氏の葬儀が行われた。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

葬儀には、100名以上の参列があり、また多くの記者の姿も見られた。

キリロ・トリャヴォウ氏は、3日、キーウ州にて、警察官の発砲が原因と疑われる怪我が原因で、病院で死亡したことが伝えられていた。

同少年は、5月31日、ペレヤスラウ=フメリニツィカ中央地区病院の集中治療室へ搬送されていた。頭部を負傷し、脳損傷等が確認されていた。

警察は、本件につき、「5月31日午後4時ごろ、4名の児童が自宅周辺で遊んでいたところ、その内の1名、5歳の男児が、不注意からアスファルトと石の上に倒れ、頭部を損傷した」と発表していた。

しかし、その後、国家捜査局広報室は、医療機関従事者が緊急治療を施したところによれば、同少年の頭部には、銃による怪我があることが判明したと発表した。

警察は、その後、捜査班の活動により、事故状況がわかり、更なる証拠品が判明したとし、それによれば、少年の頭部の怪我は偶然の発砲によるものであることを示す可能性がある、と発表した。

そして、同男児に負傷させた容疑をかけられたペレヤスラウ=フメリニツィキーの2名が拘束された。両名とも、警察官であり、事件発生時は勤務外であり、アルコールにより酩酊していたとのこと。