汚職対策局、アレロウ前国家警護隊司令官を拘束したと発表

14日、国家汚職対策局(NABU)捜査官は、ユーリー・アレロウ前国家警護隊司令官を拘束した。

同日、NABU広報室が発表した

発表には、「NABUは、前国家警護隊司令官の参加する、不動産に関係する汚職スキームを摘発した。同前司令官と他2名の人物、企業総裁(建設業)と鑑定士を拘束した。近く、これら3名全員に汚職犯罪実行容疑が伝達される」と書かれている。

また、同発表には、2000年代に国家警護隊と建設業の同企業は、キーウ(キエフ)市中心部のペチェルシク地区の軍の基地のあった土地に集合住宅を建設することに合意し、その際、国家警護隊がアパート50戸、駐車場30台分を獲得したと伝えた。

2016~17年、両者は、追加合意をし、これにより、国家警護隊が、以前獲得したこれらアパートと駐車場を手放す代わりに、キーウ市郊外(地下鉄ボリスピリシカ駅近く)の同社建設の集合住宅のアパート65戸を獲得したとのこと。

さらに、捜査の結果、この新たな65戸のアパートの資産総額は、ペチェルシク地区で国家警護隊が受け取るはずだったものより、8163万5448フリヴニャ安いものであることが判明したと伝えられている。

NABUはまた、今回の捜査は、Bihus.Infoの調査報道の内容をもとに開始したものであると伝えた。

なお、これに先立ち、NABUは、同局捜査官が国家警護隊の幹部数名の職場と居住地、また複数民間企業に対する家宅捜索を実施したことを発表していた。

写真:アポストロフ通信