ケルチの大量殺人の捜査は、ウクライナ保安庁が実施

ウクライナ保安庁捜査部隊がケルチの大学での爆発と銃撃の捜査を行う。

17日、ロマン・ムラチョウ・クリミア自治共和国検察課副課長が、112ウクライナ局番組内で発言した。

ムラチョウ・クリミア自治共和国検察課副課長は、「ウクライナ保安庁に対して、これまでマスメディアで報じられた複数の情報の捜査を行うよう、指示が出されることになる。また、死傷者に関する情報の解明も行われる」と発言した。

また、同副課長は、現時点では死者の正確な数は判明していないが、その理由は検察の有す情報の情報源が現時点ではマスメディアの報道だからであると発言した。

同副課長は、「複数情報を調べ、解明していく。(編集注:ウクライナの治安機関が被占領下クリミアに物理的に滞在できないことは)確かに裁判前捜査を困難とする。しかし、マスメディアの発表といった証拠を得るための複数のソースがあり、刑事手続法典により情報獲得のための種々の捜査活動が認められている」と指摘した。

これまでの報道では、17日、ケルチの工科大学における銃撃の結果、17名あるいは18名の人物が死亡、50名近くが負傷したことが伝えられている。

ロシア捜査委員会は、当初、テロとして刑事捜査を開始したが、その後、2名以上殺人へと分類変更を行った。

報道では、殺人実行犯と思われる、大学4年生の人物は、自殺したとのこと。