テロではなく、複数殺人:ロシア捜査委員会、ケルチの事件の捜査分類を変更

ロシア捜査委員会は、ケルチの大学での銃撃事件の捜査案件を、テロから2名以上殺人へと分類の変更を行った。

17日、捜査委員会のウェブサイトで発表された。

「犯罪の全体像から見て、捜査は、この若者が大学にいた人々を銃撃し、その後自殺をしたと暫定的に考えている。これに関し、ロシア連邦刑法典第205条にのっとって開始された捜査は、同法典第105条2項(危険な手段での2名以上の殺人)に分類変更した」とある。

ロシア捜査委員会によれば、現時点で判明している死者数は17名。初期鑑定からは、彼らの死因は銃撃による負傷であることが確認されているとのこと。また、犯行を実施したのは、18歳、4年生の学生、ウラジスラフ・ロスリャコフであるとのこと。

これ以前には、ケルチ市の大学の一つにおいて発生した爆発事案に関して、ロシア連邦刑法典第205条(テロ行為)にのっとり刑事捜査が開始と発表されていた。

17日、ケルチの工科大学において、爆発が発生。これまでは、13名あるいは18名が死亡、50名近くが負傷、その過半数が子どもと報じられていた。