EU、第12弾対露制裁を採択 ダイヤモンド禁輸など

EU、第12弾対露制裁を採択 ダイヤモンド禁輸など

ウクルインフォルム
欧州連合(EU)は18日、ロシア製ダイヤモンドの禁輸などからなる第12弾対露制裁パッケージを採択した。

欧州理事会ウェブサイトにてプレスリリースが掲載された

ボレルEU上級代表は、「この第12弾パッケージで、私たちは、ロシアの戦争マシーンをさらに弱体化させる新たなリストと経済的措置の強固なセットを打ち出している。私がキーウで開催された非公式外相理事会の議長を務めた際にすでに述べたように、私たちのメッセージは、私たちはウクライナへのコミットメントを堅持し、同国の自由と主権のための戦いを支え続けるという明確なものだ」と発言した。

発表には、今回の第12弾対露制裁は、プーチンの戦争遂行能力にさらなる打撃を与え、ロシア経済の収益の大きい部門を標的とし、また欧州の制裁を回避する手段をより困難にすることを目的としていると書かれている。

とりわけ、今回の制裁は、次のものが対象となっている。

ダイヤモンド

EUは、ロシアからのダイヤモンドの輸入、購入、譲渡を禁止する。2024年1月1日から段階的に導入され、9月1日に完了する。発表には、「ロシアさんダイヤモンドの禁輸は、ロシアからこの重要な収入源を奪うことを目的とした、国際的に調整されたダイヤモンド禁輸措置を策定するG7の取り組みの一環」だと説明されている。

ロシアへの再輸出禁止条項

今回の決定により、EUの輸出業者は、パートナー諸国を除く第三国への販売、供給、移転、輸出の際に、特に機微な物品・技術のロシアへの再輸出を契約上禁止することが要件として課される。この条項は、ウクライナの戦場で発見されたロシアの軍事システムで使われている、あるいは、それらのロシアの軍事システムの開発、生産、使用に不可欠な禁止品目、航空用品、武器を対象としたもの。

また、輸出入規制の強化として、29の法人が新たに制裁リストに加えられた他、ロシアの防衛・安保分野の技術強化に貢献し得る、化学薬品、リチウム電池、自動温度調節機、無人航空機用DCモーター・サーボモーター、工作機、機械部品が制限品目に加えられた。さらにEUは、ロシアに年間22億ユーロの収益をもたらしている、銅線、アルミ戦、パイプ、液化プロパン(LPG)といった複数製品の輸入制限をさらに導入した。

ウクライナのゼレンシキー大統領は、同日夜の動画メッセージにて、今回のEUの制裁決定につき謝意を伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今日私は、EUのパートナーたちに感謝したい。EUの第12弾制裁パッケージが採択された」と伝え、ロシアのダイヤモンドの禁輸が含まれたことを強調した。

そして同氏は、今回の制裁は「戦争の経済基盤を縮小することに役立つものであり、私たちは、欧州が科している制裁が世界中で効果を持つよう、パートナーとの作業を続けていく」と伝えた。


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