ウクライナ製品禁輸決定は無期限のもの=ポーランド農業相

ウクライナ製品禁輸決定は無期限のもの=ポーランド農業相

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ポーランドのセケルスキ農業相は4日、同政府が決定したウクライナ製品に対する禁輸措置は、その解除の決定が下されるまで続く、期限設定のないものだと説明した。

ポーランド農業省広報室がセケルスキ・ポーランド農業相の記者会見時の発言を公開した

セケルスキ氏は、農業団体代表者との会談後に「国境は開かれないし、ウクライナ製品への禁輸は無期限だ」と発言した。

同氏はまた、農業従事者の主張実現を支持するが、それには時間がかかるとし、以前農家に約束したことが実現されないと考える根拠はないと発言した。

これに先立ち、ポーランド政府は農業従事者の出す要求を履行することを確約したが、農業従事者は、1月4日にウクライナとの間の国境検問地点「メディカーシェヒニ」近くでトラック通行の封鎖を再開していた。農業従事者たちは、トウモロコシ購入の補助金拠出、農業税の2023年水準の維持、流動性確保のための融資を受ける機会の延長を求めている。

セケルスキ農業相は、農業従事者たちに要求を履行することを約束していた。しかし、農業従事者たちは、トゥスク首相から要求履行の準備があることを示す文書を受け取っていないとして、トラック封鎖を再開することを決めていた。

また、2023年11月6日、ポーランドの運送業者がポーランド・ウクライナ間の複数国境検問地点で、トラックの移動の妨害を開始。

その後、通過検問地点「メディカーシェヒニ」のこの運動にポーランドの農業従事者が合流し、自らの要求を提示した。クリスマスを前にして、彼らは、政府が要求履行に向けて譲歩することを期待して、抗議運動を止めていた。

2023年5月、欧州委員会は、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、スロバキア、ルーマニアの5か国の要請を受けて、ウクライナから5か国への小麦、トウモロコシ、ナタネ、ヒマワリの輸出を禁止していた。6月5日、同禁輸措置は2023年9月15日まで延長されていた。

欧州連合(EU)は昨年9月15日、ウクライナの農産物4品目を近隣EU加盟国5か国に輸入できなくする暫定措置を延長しないことを決定していた。

これに対し、ポーランドのモラヴィエツキ前政府は、9月15日、ポーランドは独自にウクライナの穀物のポーランド市場への禁輸措置を発動すると発表。他方で、ウクライナの製品のポーランド領の通過は引き続き認められていた。


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