ウクライナ内閣、国防予算の増額提案を決定
ウクルインフォルム
ウクライナ閣僚会議（内閣）は１３日、国防支出を５０００億フリヴニャ（約１兆８０００万円）以上増額する２０２３年度国家予算法改正法案を採択した。
財務省広報室が伝えた。
発表には、「今日、３月１３日、ウクライナ閣僚会議は、法案『２０２３年ウクライナ国家予算法の安全保障・国防分野支出確保に関する改正』法案を採択した。提案された予算の改正により、安全保障・国防分野への総資源は１兆６７００億フリヴニャとなり、これはＧＤＰの２６．６％に相当する」と書かれている。
財務省は、今回の支出増額提案の５３７２億フリヴニャの内、安全保障・国防分野に向けられるのは５１８２億フリヴニャであるとし、その内、４７７２億フリヴニャが給与・手当、３０２億フリヴニャが特殊設備・装備、１０８億フリヴニャがその他の費用に当てられると説明した。また、残りの１９０億フリヴニャは予備基金に回されるという。
ゼレンシキー宇大統領は同日夜の動画メッセージで今回の支出増額提案につき、「全ての資金は軍人の財政面での充当、私たちの国防分野の支援、無人機を含む防衛機材に当てられることになる。私たちの戦士の強化のためにあらゆる可能なこと不可能なことを行う」とコメントした。
なお、今回の法改正案は、今後最高会議（国会）で投票による採択が必要。
