世界最大のウクライナ貨物機「ムリーヤ」2機目は「秘密の場所」で建造中=アントノウ社総裁
ウクルインフォルム
航空機メーカー「アントノウ」社のハウリロウ総裁は7日、ロシアが破壊した世界最大の同社輸送機An-225「ムリーヤ」に変わる、新たな飛行機がもうすぐ現れると発言した。
ハウリロウ・アントノウ社総裁がドイツのライプツィヒ/ハレ空港での破壊された「ムリーヤ」の写真展開催時に発言した。独ビルド紙が報じた。
ハウリロウ総裁は、「新しい飛行機の作業は秘密の場所で行われている。未完であった2機目のAn-225は、破壊された機からの部品と新しい部品で補完される」と発言した。
また同氏は、建造費は5億ユーロとなると指摘し、「ムリーヤ」が頻繁に訪れていたドイツの空港も、この破壊された巨大飛行機の再建に向けた募金を行うと発言した。同空港にて、「ムリーヤ」を模した土産品が販売されるという。
また、破壊された「ムリーヤ」の写真展は2022年一杯開催されると発表された。
また、写真展に訪れたマケイェウ駐独ウクライナ大使は、ツイッター・アカウントにて、「アントノウ社とライプツィヒ空港の長年の協力の一環で、本日、写真展『光と影 アントノウの歴史』が開かれた」と伝えた。
これに先立ち、2022年2月、ロシア軍の対ウクライナ全面侵攻の一環で、キーウ州ホストメリ飛行場への空爆が行われた際に、ウクライナ製世界最大の輸送機An-225「ムリーヤ」が焼失していた。