11人のウクライナ児童、ロシア領と被占領地からウクライナ管理地域へ移動
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ウクルインフォルム
ウクライナのルビネツ最高会議人権問題全権は19日、ロシア領と被占領地からウクライナ政府管理地域へと11人のウクライナ児童を移動させることに成功したと報告した。
ルビネツ氏がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ルビネツ氏は、「ウクライナ大統領のイニシアティブ『ブリング・キッズ・バックUA』の一環で、オンブズマン事務所は、カタールの仲介で、11人の児童を帰還させることができた」と書き込んだ。
同氏はまた、全面侵攻が始まってから、これまでに被占領地とロシア連邦から合計で1453人の自動を帰還させることができていると伝えた。
本日移動させることができたのは、最年少で10歳、最年長で17歳だという。
その他同氏は、「1家族の話をしよう。13歳の女児の母親は2023年4月時点で敵の拘束から帰還できていた。彼女の娘は、祖母と一緒にドネツィク州の一時的被占領地に滞在していた。女児は、どうやったら母親のところへ行けるか、一緒に暮らせるかを積極的に調べていた。入念な作業の結果、家族が再開するためのあらゆる可能なことが行われたのだ! 全面侵攻開始後、母親と娘は初めて会うことができた」と伝えた。
同氏はさらに、1家族の5名の家族を帰還させることができたと書き込んだ。これらの児童の両親は、親権を剥奪されており、その地域で激しい戦闘があった時に子供たちはロシアへと送られていたのだという。
そしてルビネツ氏は、「子供たちの行方へはしばらくの間、何もわからなかった。しかし、しばらくして、彼らがウクライナの姉のところへ連絡してきて、家へ帰りたいと伝えたのだ。大家族の再会だ」と伝えた。
その上で同氏は、そのような話は、チームの多層的な作業の結果だと指摘した。
同氏は加えて、カタールに対して、家族再会の支援につき謝意を伝えた。