大統領、露が拘束するスシチェンコ記者とバールフ活動家の誕生日にメッセージ発表
8日、大統領が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
大統領は、「今日は、バールフ氏とスシチェンコ氏の誕生日である。彼らは、ロシア政権によりばかげたねつ造された断罪により拘束されているウクライナ人である。バールフ氏とスシチェンコ氏の力と忍耐は、感動を呼び起こしている。なぜなら、ロシアの弾圧政権の体系的圧力に、彼らは屈していないからである。彼らは、ウクライナの真の力であり、勇敢で、自らの理想に忠実な人間である」と強調した。
大統領は、ロシアや、被占領下のドンバス・クリミアで拘束されたり捕虜となっているウクライナ人の解放の闘いが続いており、この闘いに勝利することには疑いがないと強調した。
これまで報じられたように、ウクルインフォルム通信のフランスの特派員であるロマン・スシチェンコ記者は、2016年9月30日、私的目的でモスクワを滞在していた際に国際ルールに違反する形でロシアの治安機関に拘束された。同年10月7日、スシチェンコ記者にスパイの罪が言い渡された。2018年6月4日、モスクワ市裁判所は、スシチェンコ記者に12年の厳格収容所への拘禁が言い渡された。
バールフ氏は、クリミアにおいて、2年以上勾留されている。キーウ(キエフ)でマイダンの出来事があった時、彼はクリミアのスリブリャンカ村の自分の家にウクライナの国旗を掲げていた。クリミアが占領された後もバールフ氏はその国旗を降ろさなかったが、そのことでロシアが彼を迫害し始めた。2015年4月3日、バールフ氏の自宅に違法な家宅捜索が入り、その際、彼の家からウクライナ国旗が外されることとなった。
ロシア連邦保安庁(FSB)は、2016年12月8日にバールフ氏を拘束した。FSB職員は、バールフ氏自宅から、90の弾丸といくらかの火薬を見つけたと述べていた。クリミアの「裁判所」は、バールフ氏を二つの刑事捜査の判決として最大5年の勾留と1万ルーブルの罰金を命じた。バールフ氏は、彼に対する刑事捜査は政治的動機によるものだと発言した。