露最高裁、スシチェンコ・ウクルインフォルム記者への12年間の拘禁刑判決を認める
ウクルインフォルム
ロシア最高裁判所は、モスクワ市裁判所による、ロマン・スシチェンコ・ウクルインフォルム記者への12年間の拘禁刑判決を合法とする判決を下した。
12日、ロシア最高裁判所の裁判官が発表した。裁判所からウクライナのウニアン通信の記者が伝えた。
これにより、弁護士団の控訴は完全に否定されたことになる。
スシチェンコ記者は、判決に同意しないとして、欧州人権裁判所への提訴などを通じて自らの解放を求めて闘うと強調した。
これまでの報道では、ウクルインフォルム通信のフランス特派員であるロマン・スシチェンコ記者は、2016年9月30日、私的目的でモスクワを滞在していた際に国際法に違反する形でロシアの治安機関に拘束された。
同年10月7日、スシチェンコ記者は、スパイの罪が言い渡された。ロシア連邦保安庁(FSB)は、スシチェンコ記者はウクライナ国防省情報総局の職員であると発表。情報総局は、これを否定している。
2018年6月4日、スシチェンコ記者に対して、12年間の拘禁刑を伴う有罪判決が言い渡された。控訴は、翌5日に行われた。