ウクライナ裁判所、容疑の通知された著名汚職対策活動家の未決囚予防措置を選択
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ウクルインフォルム
ウクライナのキーウ市ペチェルシキー地区裁判所は15日、汚職対策センターの所長を務め、国家捜査局から兵役回避などの容疑を通知された、ヴィタリー・シャブーニン氏への未決囚予防措置として、個人義務を定めた。
フレチャナ裁判官が発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
判決は、「ヴィタリー・シャブーニン氏に対し、個人義務の形の予防措置を適用する。これにより、裁判所の捜査検察官の元へ出頭することを義務付けられる。また、以下の義務が課される。刑事訴訟の被疑者との連絡を控えること、国家汚職防止庁の建物を訪れないこと、および国外渡航用のパスポートを提出することとする」となっている。
裁判の様子 写真:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム裁判官は、シャブーニン氏がハルキウ州にある自身が所属する軍基地の所在地を離れる権利もないと強調した。この予防措置は2025年8月20日まで有効だという。
これに先立ち、11日、市民団体「汚職対策センター」は、国家捜査局の職員が裁判所の令状なしに、シャブーニン氏のキーウ州の住居やハルキウ州チュフイウ地区の軍役先の家宅捜索を実施したと発表していた。
同センターは、この捜査行動は、シャブーニン氏の国家汚職防止庁への出張に関する、同氏の元上官であるヴィクトル・ユシュコ氏に関する刑事捜査の一環で行われていると予想している。また、同センターは、その家宅捜索は、大統領府とイェルマーク大統領府長官個人に対する批判を受けた、シャブーニン氏と同センターに対する攻撃の一環だとみなしている。
同日、国家捜査局は、市民活動家に対し、兵役を回避し、ウクライナ軍の車両を合法的な理由なく使用していた容疑を通知したと発表していた。