被占領下クリミアの拷問事例の事例は一切裁かれていない=人権保護団体

被占領下クリミアの拷問事例の事例は一切裁かれていない=人権保護団体

ウクルインフォルム
2014年以降ロシアにより占領されるウクライナ領クリミアにおいて、ロシア占領政権治安機関による被拘束者に対する拷問の事例は1つも裁かれていない。

29日、クリミア人権保護グループのオリハ・スクリプニク代表がウクライナの国営ロシア語テレビ局「家」番組出演時に発言した

スクリプニク氏は、「同僚たちがいわゆる『裁判』判決を分析したところ、過去7年間、露連邦保安庁(FSB)職員は、重度の肉体損傷によって一度も裁かれていないことがわかった」と発言した。

同氏はまた、被占領下クリミアで拘束されているウクライナ国民に対する拷問の実行に関しても同様だと指摘した。

その上で同氏は、現在のクリミアの「裁判」は市民の権利と自由の抑圧することを基本とするロシアのシステムの支配下にあることを指摘し、市民は正義、公正を求めて訴えられる場所がないのだとし、「拷問や拉致といった重罪を犯している人々は、7、8年間無罰であり続けているのだ」と強調した。

同氏は、8年間の占領の間、ロシアはクリミアにおいて反対する人々を抑圧するための弾圧システムを強化したと指摘した。

また同氏は、クリミアでは強制失踪の事例は減少したが、同時に逮捕とそれに続く実刑判決(政治囚化)の件数は著しく増加しているとし、今年の上半期、クリミアではロシアの治安機関により33回の家宅捜索が行われ、156名が拘束されたと説明した。

その上で、「現在、少なくとも105名のウクライナ国民が捏造された政治的動機の捜査にて投獄されている。その捜査では、人々は罪を犯しておらず、占領の人質となっているのである」と発言した。

同氏は、特にクリミア・タタール人とイスラム教徒が「イスラム解放党」参加という捏造された断罪にて迫害されるケースが最も多いとし、「その中には、かなり有名な活動家も含まれる。例えば、セルヴェル・ムスタファイェフ。彼は、『クリミアの連帯』(編集注:クリミアで活動する市民記者ネットワーク)のコーディネーターだったが、それが理由で逮捕された」と報告した。

また、ロシアは、ウクライナの特殊機関の「スパイ」であると断罪する手法もかなり広まっていると指摘された。同氏は、「そのような断罪の最近の事例は、ウラディスラウ・イェシペンコ氏だ。彼は、スパイではなく、ジャーナリストであったから投獄された。公の場を撮影していることをもって『ウクライナの特殊機関のためのスパイ行為を働いた』とされる可能性が常にあるのだ。また、ハリーナ・タバコヴァ。66歳の女性だ。彼女は、ウクライナ特殊機関に利するスパイの罪があるとして、12年間の実刑判決を受けた」と喚起した。

さらに同氏は、集会参加者に対する迫害も続いていると指摘した。同時に、クリミア在住のウクライナ愛国者は、公の場での集会実施はあまりやらなくなっていると説明した。

また同氏は、類似の手法は、ウクライナ東部の被占領地でも観察されると伝え、「彼らの目的は、何より、あらゆる抵抗、親ウクライナ的関心を押さえつけることだ。物理的に彼らを抑圧している。彼らの多くが投獄されている」と伝えた。


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