国外旅行が難しい中、カルパチア山脈最長398キロツアーが注目を集める
写真
ウクルインフォルム
新型コロナウイルス感染症拡大により、国外旅行へ出かけるのが困難な中、西部ザカルパッチャ州では、カルパチア山脈のトレッキングコース計398キロメートルのルートが注目を集めている。
ガイドを務めるアリサ・スミルナさんがウクルインフォルムの記者に伝えた。
スミルナさんは、「ザカルパッチャ観光ルート398キロを全て歩くというアイデアは、私たちが防疫期間中に思いついたものです」とし、現在、防疫措置により今のところ国外旅行はまだ難しいことから、このプロジェクトには多くの人が参加しているという。
プロジェクトは、夏の間の休日を利用して、11回に分けて行われるという。これまでにすでに2段階を歩き終えたところであり、現在5月15日に出発する3段階目のルートの参加者登録が行われており、1日かけてウジョツィキー峠を歩くいう。ツアーの申し込みは、オンラインで可能となっている。
スミルナさんは、このプロジェクトは、夏季全体を通じて行われるものであり、参加者は特注のパスポートにどの段階を歩いたかがわかるスタンプが押されるとのこと。11段階はいずれも週末に予定されているという。
スミルナさんは、「大半のルートは、1、2日かかる10数キロのものです。しかし、今後、夏になれば、3日間かかる困難なルートもあります」と説明した。
写真:アリーナ・スミルナ氏提供
またトレッキングでは、地域を知るために、村に博物館があれば中に入り、地元の料理や食材も食べて歩くのだという。「私たちが第2段階ルートでベレズナ地方で食べた『トリニ・パイ』は、私は、将来ザカルパッチャ地方のバノシュに次ぐ第二の名物になることを期待しています」と述べた。