ロシアでクリミア・タタール応援・露軍の宇国境集結反対集会「戦略18」開催
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ウクルインフォルム
18日、露ヴィボルグ市にて、同国サンクトペテルブルクの活動家たちが、クリミア・タタール人を応援する定期集会「戦略18」を開催した。
戦略18運動に参加するウラド・シュピツィン氏がウクルウインフォルムに伝えた。
シュピツィン氏によると、今回は特に、ウクライナ国境近くのロシア軍の集結に反対する抗議を行なったという。
同氏は、「いくつかの理由からヴィボルグまで抗議に出かけたサンクトペテルブルク市では5月15日までCOVID-19により公の行事に対して形式的な禁止が施行されているが、同州にはそれがない。さらに、ヴィボルグ市では、誰も私たちを追跡してこなかったし、誰もちょっかいを出してこなかった。(サンクトペテルブルクの)ネフスキー大通りなら、通常開始数分でそのようなことが起きる」と発言した。
また、同氏は、3月25日、サンクトペテルブルクにて、ベラルーシ応援集会を開催したが、その際活動家たちは2日間警察にて拘束されたと伝えた。
Опубліковано Ольгою Борисовною Смирновою Неділя, 18 квітня 2021 р.
活動家たちは、同抗議開催後、フェイスブック上で今回の抗議に関する5分の動画を公開し、「ウクライナとの国境と占領下クリミアへのロシア軍集結」へ反対を表明し、また「8年目となる戦争に反対。それは、クレムリンの帝国的侵犯により、全面的軍事衝突へと発展するおそれがある」と主張した。
なお、「戦略18」という名前の集会は、1944年5月18日のソ連体制によるクリミア・タタール人のクリミアからの追放の日に合わせ、毎月18日にロシアのモスクワとサンクトペテルブルクで開催されている。毎月18日、参加者は通りに出て、ロシアにより占領されているクリミアにおける人権侵害状況について報告を行なっている。