71%のウクライナ国民「ロシアは侵略国」
世論調査
ウクルインフォルム
最新の世論調査によれば、71%のウクライナ国民がロシア連邦をウクライナにとっての侵略国だとみなしていることがわかった。
26日、レイティング社が3月23、24日に実施した世論調査の結果を発表した。
「あなたは、ロシアをウクライナに対しての侵略国だと思うか」との設問にて、肯定する回答をしたのは71%、否定の回答は22%だった。
地域別では、西部、中部、キーウ(キエフ)市で肯定の回答が80%を超えたのに対し、南部では肯定62%、否定30%、東部では肯定27%、否定55%だった。
クリミアに関しては、「クリミアをウクライナに返還するためにあらゆる機会を利用すべきか? それとも、クリミアのロシアへの移管を受け入れるべきか?」との設問に対し、「返還のためにあらゆる機会を利用すべき」が68%、「移管を受け入れるべき」が21%であった。なお、返還を目指すべきとの回答は、2014年以降徐々に増加している(54%→68%)。
地域別では、西部、中部、キーウ市では約80%が返還努力を支持し、南部では、55%が返還努力支持、移管を受け入れるべきとの回答が29%、東部では、前者41%、後者38%、回答困難22%だった。
また、一時的被占領下クリミアへの水の流入再開を支持すると回答したのは45%、支持しないとの回答は48%だった。
今回の世論調査は、レイティング社が2021年3月23、24日に一時的被占領下クリミア・ドンバスを除くウクライナ全土の18歳以上の人物2500人に対して、CATI(Computer Assisted Telephone Interviewing)方式で実施したもので、理論的誤差は最大±2.0%だと発表された。