ウクライナ大使と文化相、キーウ市内の日本行事のオープニングに参加
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
運営者の一人ボフダン・ダニリチェンコ氏は、同プロジェクトを約1年間準備してきたと述べ、同行事は、日本の独特な文化を伝え、両国協力を深化させることが目的だと発言した。
セルヒー・コルスンシキー駐日ウクライナ大使は、3日後には日本へ向けて出発すると発表した上で、「私たちが二国間関係の全く新しいページを開くというのは、非常に興味深いことだ。私は、この二国間関係が日本製品だけに留まって欲しくない。私たちは、最初のテープレコーダーの登場、トヨタの台頭といったことを覚えている。しかし、非常に重要なことは、文化が関係の要素だということだ。私は、その点に真面目な計画を有しており、ウクライナの企業と文化省と一緒になってはじめて、私たちは前進することができる。来年はオリンピックだ。その際、日本にて、ウクライナのことをオリンピックにおけるメダル数だけで記憶するのではなく、素晴らしい文化プログラムを展開する国として記憶されるようでありたい」と発言した。
Разом з міністром культури Олександром Ткаченко будуємо мости Україна-Японія.
Опубліковано Sergiy Korsunsky Середа, 7 жовтня 2020 р.
オレクサンドル・トカチェンコ文化・情報政策相は、「文化、外国の文化理解の推進派、関係構築の最初の一歩であり、経済分野、政治分野にて人々が互いに知り合うための一歩である。文化なしに当たり前の対話は行い得ない。そのため、私は、このようなイベントは、出会いの行事だと思っている。ウクライナでの日本文化推進に心から感謝している。私は、日本にてウクライナ文化を広めるべく、新大使(編集注:コルスンシキー大使)とともに、とりわけオリンピックを前に、多くのことを行っていく」と発言した。
イベントの際には、ファッション・ブランド「VoleeYu」創設者であり、運営者の一人である著名ファッションデザイナーのユリヤ・カツィヤノヴァ氏が、「ジャパン・アート」と題する日本をモチーフにした新作コレクションの発表を行った。同氏は、同コレクションは、日本の浮世絵を題材にしたとし、「私は、浮世絵の遠くて、謎めいていて、はかない世界を見て、何か新しいことを行いたいと思ったのです」と説明した。
ギャラリー「アートエリア」にて開催されているプロジェクト「浮世絵」の共同キュレーターであるイリーナ・キスリャン氏は、今回の展示には200の浮世絵作品が展示されていると伝え、それぞれの作品には17世紀から20世紀にかけての日本人の生活が描かれていると発言した。
Сьогодні о 21-й – нове запитання нашої вікторини-японіни: вивчаємо японську гравюру укійо-е і виграємо безкоштовні...
Опубліковано Artarea Понеділок, 5 жовтня 2020 р.
同日のオープニングイベントでは、浮世絵の展示、浮世絵の刺繍がほどこされたコレクションの紹介や、黒木高志氏の居合道の実演、マリーナ・ユルイェヴァ氏やアリアンナ・ムルジェンコ氏の空手、芸者や生け花のパフォーマンスが行われた。
同プロジェクトは、組合「ウクライナ・デザイナー連盟」、組合「共同勝利」、ブランド・ファッションハウス「VoleeYu」が共催したものとのこと。
トップ画像:ギャラリー「ARTAREA」(フェイスブック)